
今年の7月にはてなブログでブログを初めて早3ヶ月弱。PVもある程度稼げるようになったところで今回ブログをWORDPRESSへと移行しました。移行手順なども紹介します。
目次
はてなブログのよかったところ
はてなブログに代表されるようなレンタルブログのメリットは簡単に始められるということ。
Proにしなければ無料で始めることができますし、はてなブログの場合毎月1,000円を払ってProにしておけば様々なカスタマイズができるのがメリット。
また、読者になる機能を使うことで簡単にブログを見に来てくれる人を増やせるのもいいところ。但し筆者の場合はそこまで増えなかったです。(読者がそこまで多くないからこそ移行に踏み切れたというのもあります。
筆者も最初は手軽に始めたいという思いからはてなブログを利用していました。
そしてブログ開始3ヶ月目にして今月は7万PVのペースで推移。ブログ初心者にしてはある程度成功したのかなと思っていました。
はてなブログをやめた理由
ある程度PVを増やせたはてなブログをやめた理由は、カスタマイズが簡単といえば簡単だが細かい所に手をかけようとするとある程度の知識や力技が必要になるから。
しかしこれはレンタルブログである以上、致し方のないことだと思っています。
また、SSL対応でないところも移行を決断した理由。
このブログは検索流入が9割を占めるのでSSL化できないのはデメリットでした。
ブログをSSL化させるメリットは?という方は以下のGoogle先生の記事をお読みください。
まあ簡単に言えば検索流入の数を増やすためにもSSL化させることは必須だったわけです。
但し、既存の記事への検索流入は減らしたくないので全く同じドメイン、記事は同じURLで移行させる必要がありました。これが後々とんでもなく手間がかかる原因に…
これ以降ははてなブログからWORDPRESSに移行した際にやったことを書いていきます。
まずはレンタルサーバーから
WORDPRESSははてなブログのようなレンタルブログとは違い自分でサーバーを借りてくる必要があります。
WORDPRESSを導入するにあたり、おすすめされているレンタルサーバーはいくつかありますが、筆者はエックスサーバーを選びました。
エックスサーバーを選んだ理由は
- ディスク容量が200GBと大きめ
- SSL対応が無料で可能
- 安心・安全なサーバーとして定評がある
といったところ。
さくらのレンタルサーバとも迷ったんですがUIが好みでなかったのとWORDPRESSに移行した理由がSSL対応だったのでそこを無料でやってくれるエックスサーバーを選択しました。
はてなブログのバックアップをとる
レンタルサーバーを借りたところで実際に移行作業を始めます。
先にも述べたとおり、今回は同じドメインで移行させるのでこの時点での独自ドメインに関する作業はなし。
まずははてなブログの記事のバックアップを取りWORDPRESSに移行する下準備。
記事のバックアップをとるには
ダッシュボード→設定→詳細設定のエクスポートの項目の記事の製本とバックアップサービスを選択。そうすると以下の画像の画面になるのでダウンロードをクリックすることで記事全てをMT形式でダウンロードできます。

エックスサーバーに記事をインポートする
サーバーを借りただけではまだWORDPRESSを利用できないためWORDPRESSをサーバーにインストールさせる必要があります。
手順自体は簡単なのですが詳細はエックスサーバーの公式サイトの記事に書いてあるのでそちらを参照。
https://www.xserver.ne.jp/manual/man_install_auto_word.php
ここではWORDPRESSのインストール後の作業について書きます。
まずはじめに
- WORDPRESSにログインをして管理画面のツール→インポート→Movable TypeとTypePadのインポーターの実行を選択
- 表示された画面のファイルをアップロードしてインポートを選択し、先ほどはてなブログでとったバックアップをアップロードする

これで記事自体は表示できるようになります。
URLの修正作業
このあたりまでは割りとスムーズにいくのですが、はてなブロガーがドメインをそのままでWORDPRESSに移行させる際に躓くのがこのポイント。
はてなブログの場合、記事のURLの標準フォーマットが/entry/2016/01/01/121210(/YEAR/MONTH/DAY/TIME)と言った形で記述されるのですが、これをWORDPRESSに移行すると/20160101121210と言ったのに置き換わってしまいます。
このまま記事を公開するとURLが変わってしまっているので今までの検索流入を失うことに…
そういったいことはなんとしてでも避けたいのでここから手作業ですべての記事のURLを修正していきます。
修正の手順
設定→パーマリンク設定のカスタム構造を選択し、/entry/%postname%/に置き換え

これで記事のURLが/entry/○○○○○○○といった形に変更されます。
これだけでははてなブログの時のURLとはまだ違いますのでここからは全ての記事を手作業で直しました。毎日書いてたのでその数140。これだけで数時間かかる大変な作業に。
Enhanced Custom Permalinksを導入

手作業の内容としては上の画像のようにパーマリンクの部分に/を入れていくといったものになりますが、標準状態ではここに/が入らないのでプラグインを突っ込みました。
突っ込んだのはEnhanced Custom Permalinks
このプラグインを導入することでパーマリンクの部分に/を入力できますので後は手作業を繰り返し移行作業はOK。
ドメインをはてなからエックスサーバーに移し替え
このままの状態だとはてなブログで利用していた独自ドメインをまだ利用できないため、最終段階としてドメインをエックスサーバーに移行します。
筆者は独自ドメインをお名前.comで取得していたので作業の中心はお名前.com上になります。
移行手順
お名前.comのドメイン設定→ネームサーバーの変更を選択

こういった画面になるので登録情報は正しいので、手続きを進めるをクリック

他のネームサーバーを利用を選択。
・ネームサーバー情報を入力のところに以下の内容を入力(エックスサーバーを使っている場合)
1プライマリネームサーバー→ns1,.xserver.jp
2セカンダリネームサーバー→ns2.xserver.jp
3→ns3.xserver.jp
4→ns4.xserver.jp
5→ns5.xserver.jp
次にはてなブログのDNSレコード設定を削除します。

ドメイン設定→DNS関連機能の設定で変更するドメインを選択し、次へ進むを選択。

開いた画面のDNSレコード設定を利用するを選択。

下の方にある●登録済みの項目からhatenablog.comが付いたレコードを削除し画像のように編集。
これで作業は終了。
後はDNSの反映がなされエックスサーバー上で従来のドメインを利用できるようになるのを待つといった感じです。
まとめ
とにかくURLの置き換えの手作業が面倒だったのではてなブログを使う際は、後々移行することも考慮した上でカスタムURLで記事を書くのを強くおすすめしたいです。
今回記事数140ほどで移行したので数時間で済みましたが、これが1年ぐらいやっているブログで記事数がたくさんあるブログを移行させるという内容だと大変なことになります。
WORDPRESSに移行したことでデザインのカスタマイズの幅がかなり広がったので今後色々と弄っていきたいと思います。
最後までお読み頂きありがとうございました。
お聞きしたいことがあります。
はてなからWpに移行する際に記事をWP側でインポートされていると思いますが、
その時、画像はどのようにされました?
インポートした時点でははてな側のURLになっていると思うのですが、
DNSをエックスサーバー側に切り替えた後もそのままで利用できるんですかね?
ご質問ありがとうございます。
基本ははてなからそのまま表示可能です。
ただサイズの問題などもあるので順次切り替えております。
回答ありがとうございます!
はてなからそのままでも表示できるんですね!