
Android6.0を搭載したGalaxyシリーズでSDカードを内蔵ストレージとして認識させる方法をご紹介します。
目次
GalaxyシリーズではOS標準機能に非対応
Android6.0では標準機能としてSDカードなどの外部ストレージを内蔵ストレージとして人気しさせる機能が追加されましたが、Galaxyシリーズのスマートフォンではこの機能が去勢されています。
これによりデメリットとしてはSDカードにコンテンツを保存することを認めていない動画配信サイトのコンテンツの保存に容量的な制約がかかってしまったり、SDカードに移動できないアプリによって内蔵ストレージの容量が食いつぶされてしまうところ。
筆者が使用しているGalaxy S7 edgeも内蔵ストレージは32GBを搭載していますが容量が結構キツキツなのでSDカードを内蔵ストレージとして使用することにしました。
手順
Android SDKを導入する
この手順では本体のroot化は不要ですがPC側に開発環境の導入が必須となるためAndroid SDKを導入します。
まだ導入していない方はこのあたりの記事を参考に導入してみてください。
macの場合はこちら
SDカードのバックアップをとる
SDカードを内蔵ストレージとして認識される際にSDカードのフォーマットの工程が発生しますので今使っているSDカードをそのまま使用する場合は必ずバックアップをとるようにしてください。
USBデバックをオンにする
開発者オプション→USBデバックをタップしUSBデバックをオンにします。
開発者オプションは標準の設定画面では非表示になっていますのでまだ表示させていない方は以下の手順で開発者オプションを表示させます。
設定→端末情報→ソフトウェア情報→ビルド番号を7回連続タップ
PCで入力するコマンド
USBデバックをオンにしたあとはPCとUSBで接続しwindowsであればコマンドプロンプト、macであればターミナルを起動し以下のコマンドを入力します。
1,adb shell
ここでdevice not foundと表示された場合は開発環境の見直しが必要です。
2, sm list-disks
このコマンドでスマートフォンに挿入されている外部ストレージの情報を読み出します。

筆者の場合は179,0という数字が出てきましたがこの数値はSDによって異なります。
3, sm partition disk:×××× private
このコマンドでSDカード容量の全てを内蔵ストレージとして認識できるようになります。
×の部分には2で表示された数字(上の画像の場合が179,0)を入力します。
尚、SDカードの半分だけを内蔵ストレージとして認識させたい場合のコマンドは以下の通り。
sm partition disk:×××× mixed 50
基本的には全容量を内蔵ストレージとして認識させるのがオススメ。
この作業によって無事SDカードを内蔵ストレージとして認識させることができました。(総容量の数値はバグと思われます。)

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