綾野ましろワンマンライブのチケット大量転売騒動を考えてみる

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自身の25歳の誕生日となる2017年4月23日に品川ステラボールにてワンマンライブ「綾野ましろOne-man Live 2017 BIRTH」を開催する綾野ましろさん。

公演までおおよそ1か月というタイミングで運営側から気になったコメントが出ました。

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まずはコメントの内容とチケットの売れ行きを確認

【チケット転売行為について】

最近、公演チケットをお一人で複数枚購入し、転売行為を繰り返している方がいると多数ご意見を頂いております。
『転売を前提にチケットを購入する行為は禁止』と購入時に文言にてお伝えしております。

弊社といたしまして今後より一層の対応を強化してまいります。
より多くのお客様に公演チケットが平等に行き渡るべく、皆様のご協力何卒よろしくお願い致します。

引用元:インフォメーション | Sony Music

まあ何が起こったかというと特定の客がチケットを大量に購入→転売しているというのが発生しているようでしてそこに色々と苦情が入った模様。

実際の売れ行きを確認してみると

こんな感じでチケットは完売している模様

一方チケットキャンプを眺めてみると

まあ定価以下の所謂割れチケも出ているぐらいですので座席の供給数自体は需要を上回っているといっていい状態。

少なくとも買い占めのせいでチケットが全く買えない!といった様子ではなかった模様。

実際筆者もインドネシア人の友人のために最速先行で申し込みをしていましたが普通に当選していました。周りにも落選した~といった人はいなかったように記憶しています。

なんで大量に買い占めたのかを考察

実際に問題となったと思われる人間のチケット売却先の募集ツイートで添付された写真がこちら

まあ、まず

どんだけ確保しとるんだよ…

というのが第一印象でした。品川ステラボールの1階席ほぼ全域を持ってるって普通の転売屋でもやらないですよこれ。

通常は最速先行から順に前から売っていくので後ろの方も持っているということは一般販売でも買っている証。

で、D列センターより前を法外なお値段で売りさばいていたらアウトー!ですがそれより後ろは定価乃至定価よりも安い価格で販売しているわけでこれ普通に考えたら大赤字ですね。

突っ込みどころは2500円ブロックの6席が6連番なところでしょうか。

販売プレイガイドがローチケのあたりこれだけ購入した理由は間違いなく最前狙い。

営利面の転売目的ならわざわざ後ろの方の座席まで買う必要ないですから。

一応最速先行に関しても座席は抽選制なのでとりあえず前の座席がほしければ確実なのは数で勝負すること以外にないんですよね。

 

定価以下で売ってるなら転売は問題ないのでは

こういった一部のファンによるチケットの買い占めというのはどこの現場でもしばしば起きている印象があります。

冒頭の綾野ましろさんの運営の側のコメントでも購入時に「転売を目的にチケットを購入する行為は禁止」と謳っていると述べられていますが、そもそも最速先行は抽選制で実際どれだけの座席が割り当てられているかは事前には明かされていないもの。

そして客側としては確実にチケットを申し込みたいのであればとりあえず数を打つしかない。

で、結局抽選結果発表で悉く外れて頭を抱えるか、ケースは様々ですが連番者でそれぞれ申し込んで全員当たってダブらせる…といったことが起こるわけです。

実際筆者も同じような経験をし、チケットを手数料を除いた定価で譲渡するとったことはよくあります。これは最前狙いとかではなくそもそも当たるか当たらないので連番者で別々に申し込んでた場合。

こういう場合は数百円ぐらいではありますが、プレイガイドのよくわからんシステム利用料分を丸抱えする羽目になります。つまりチケットを買いたいばかりにやったことで赤字になる。

(※当選したチケットを入金せずキャンセルすると以降の抽選で当たりにくくなるというのが一般的な認識のため当選した場合は必ず入金するのが常識です。)

個人的にはチケットを手数料を含めた定価以上で転売するようなやつはゲスの極みだと思いますしそもそも「アーティストはお前を儲けさせるために公演を開催してるんじゃないんだよ」とプンスカしているところですが、定価以下で転売(というか譲渡)するのであれば別に問題はないという認識。

完売していたところで定価以下で販売しているのであれば一般購入で買えなかった客はむしろ定価以下で購入することができるのである意味では余ってるチケが割れるのは買う側にもメリットがあるわけです。

昨年出された声明で話題になったこれもあくまでも高額転売を目的にした購入に対する声明なので今回のように定価割れでやってるケースは当てはまらないかな行ったところ。

そもそも良席を購入する目的の大量購入が転売目的の購入行為となるかどうかは微妙なところかなと。結局は売るときの値段がどうなの?という問題だと筆者は思っています。

全席同価格・抽選制が問題なのでは

現状では主催者側が客のモラルに訴えるだけということが多い印象がありますが、主催者側として真剣にこの問題に真剣に取り組むのであれば主催者側の対策というのがまずはあってしかるべきなのではないでしょうか。

まず日本のライブ・コンサートのチケットは最前列でも最後列でも同じという公演が非常に多いです。

綾野ましろのようなアニソン関係の場合は逆に座席によって値段が異なるのはほんの一握り。

客側としてはどうせ同じ値段で買えるのであればできるだけ前で見たいという心理になるのは当然。人によって「絶対前で見たい!」という人と「前で見れればいいなぁ」程度の人と温度感はそれぞれだとは思いますが。

これはジャスラックへの支払いへの演奏権料の支払いに関わってくるので難しい問題ではありますが、個人的には座席指定制のライブに関しては券種による値段の区別というのがあってしかるべきだと考えます。再掲になりますがまさに今回問題になってるこれみたいな感じ。

で、次に抽選制について。

基本的に日本のチケットの先行販売はまず一定期間申し込みをした上で当選/落選と席を抽選で割り当てるのが一般的です。

筆者としてはこの先行を抽選で受けてしまうこと自体が所謂業者に大量申し込みをさせる時間的余裕を与え、結果として組織的にやられると個人で申し込んでる一般客がその被害を被っているのではないかと。

現状は一般販売などは10時開始でアクセスが殺到してつながらないなんてこともありますが、先行分に関しても一般販売同様に先着順の販売にするべきだと考えます。

JR東日本が提供するえきねっとの事前受付サービスのような制度も参考になるのかなと。

そもそも、先行に先行を重ねた末に一般販売では空売りなんて公演もあるのでこういうことこそ真っ先に見直す必要があるのではないかなと。

これは人によって考え方はいろいろあるとは思いますけど個人的に先行受付って販売総量の一部を先に出して大部分は一般販売に回すのが普通なんじゃないかと考えています。

本当に行きたい熱心な客はせっせと申し込み開始時点で買ってしまえばいい話ですし、絶対前!という客は間違いなく真っ先に申し込むでしょうから今回のような意味のない大量購入というのはヨーイドン方式では起きえないと思います。

結果として余分に抑えられるチケットは減るので座席とか気にせずに普通に買いたいだけの客は普通に買えるようになるのではないかなと。

色々書きましたが、今までの長い歴史の上に今のチケットの販売システムが立っているという事実もあります。

一方で最近ではオークションやチケットキャンプのような販売サイトの出現で専業のダフ屋に限らず一般人でもチケットの再販が容易になっているという環境の変化もあります。

今回の綾野ましろワンマンライブの主催者側も今後の対策を強化する旨コメントしていますが、客にモラルを求めるばかりではなく主催者側の変革も求められているのではないでしょうか。

長くなりましたが最後までお読みいただきありがとうございました。

ちなみにチケットキャンプで定価以上の値段で販売されているチケットを一括で違反報告できる便利なツールもありますので興味がある方はぜひ試してみてください。(※要 PC版Google Chrome)

綾野ましろさん本人のコメントもありますがやらかした人間がやらかした人間なのでこのあたりは優しさがにじんでいるのかなと。

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