筆者は2016年12月以降、アニソン現場へ足を運ぶことが減った。
というのも最近のアニソンの現場は正直物足りなくなってきたからだ。
記事タイトルにある通り、最近のアニソン業界はまさに声優全盛と言える。
勿論昔から声優さんがCDを出すなんてこともあったけれども10年前と今ではすっかり状況が違うように思う。
去年からアニソンの主題歌をよく担当する所謂”アニソンアーティスト”の引退が相次いでいる。
去年は川田まみ、藍井エイル。そして今日Rayのアーティスト活動の終了が発表された。
勿論まだまだ活躍を続けているアニソンアーティストはいっぱいいる。ただ、どうも伸びが今1つであるような感が否めない気がする。
今、アニソンアーティストで大きな飛躍を遂げている人といえばLiSAやKalafinaぐらいしか思い浮かばない。他のアーティストさんは武道館やZeppを埋められてもそれ以上の伸びは無いように感じる。(勿論、武道館やZeppを埋められるっていうのはすごいことだけれども。)
アニメがあってのアニソンである以上、元のパイの大きさは限られている。人手不足が常に囁かれるアニメ制作現場の現状を見るにこのパイが今後大きくなることはないだろう。
一方、”アニソンアーティスト”は毎年何人もデビューしている。元のパイが変わらないのにそれを分ける人数が増えればどうしても1人あたりに割り当てられるものは小さくなってしまう。
とあるレコード会社に至っては売れなければ即契約終了であっという間に表舞台から姿を消すなんてこともある。
一方の声優さん達も競争は激しいものの、随分と景気がいいように感じる。
内田真礼さんなんて2ndワンマンで代々木第一体育館 2daysをやっちゃうぐらいだ。
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アニソンヲタっていっておきながら大してアニメは見ていないけれども声優さんはソロだけでなくユニットも調子がいいような感じがする。
この傾向はラブライブ!の前からあったけれどもラブライブ!がヒットしてからはより一層強くなった気がする。
別にそれが悪いというわけじゃない。ただ単に筆者の求めている音楽と声優さんが提供してくれるパフォーマンスがマッチしないというだけ。
というかどうもアニメの世界観を引きずり過ぎている気がしてならない。
そして個人名は出さないけれども「歌唱力もうちょっとどうにかなりませんか?」っていう疑問をアニサマとかAnimaxに行ったときに抱いた。
本業のアーティストさんには正直今の声優ソロデビュー組で歌唱力で敵う人がいるとは思えない。(数少ないイベントがかぶった時に聞いた際の感想です)
アニサマは去年から行かなくなったけれどもAnimaxも去年の横浜公演からもう行くのはやめようと思った。
コラボも声優さんのキャピキャピしたものばっかりで正直つまらなかったからだ。
自分に合ってないものにわざわざ16000円(プレミアムだったので)をかけて行く価値は感じられなかったし、Animaxも数年前から大きく変わってしまったのを感じた。
そして2016年12月、リスアニ台湾に行って思ったのが「もうアニソンのライブは自分に合っていないな」ということだった。
正直台湾まで行って面白くないイベントをひたすら見ているのは辛かった。
その後何故かアイドルのPassCodeの現場に流れ着いてしまった。
今は楽しいアイドルヲタクライフを送っている。
じゃあなんでアイドルなのっていうとアニソンライブが規制ばっかりでつまらくなっちゃったのも大きい。
アニソンライブがここまでレギュレーションにうるさいのってやっぱり茅原実里さんの一時的な成功が大きいように感じている。
茅原実里さんのライブと言えば”刑務所”と揶揄されるほどレギュレーションが細かいことで有名だ。
色々細かく規制して売れた。後からデビューした人たちが成功者の路線を真似するのは別に間違ってない。
ただ、単に筆者の我儘ではあるけれども音楽を楽しみに行ってる時にああだこうだ指図をされるのが性分に合わなかったのだ。
そんなわけで今では”信頼のもとに与えられた自由な環境で楽しめる”PassCodeのライブにいっぱい行っちゃっている。
他にも色々行ってるけれども”ヲタク”としての活動はPassCodeの現場だけでいいやとなった。
本当はヲタクを辞めてしまえばチェキやサイン台紙にお金を使うこともなく出費といえばチケット代ぐらいで大分安く収まるはずなんだけれども…
話がほぼ文句になってしまったけれども
アニメが一定の市民権を得て普通のアーティストやらバンドやらがアニメの主題歌を担当するようになり、声優がアイドル的な売り方で人気を得るようになったことで、今のアニソンアーティストの立ち位置というのはかなり微妙になってきてしまっているように思う。
本当はJAM Projectとか川田まみとかKOTOKOとかそういうアーティストにもっと活躍してもらいたい。
ただ、前述のように”アニメ”という枠にとらわれてしまっている限り活躍できる可能性を自ら狭めてしまっている感じがしてならない。
難しいことではあるかもしれないけどもっと普通のフェスに出たりとかして”アニソン”という看板を外していかないと生き残るのは難しいのかなぁと思う。
ずっと推してきたMay’nも今年が正念場だと思うしこれ以上メジャーシーンから姿を消してほしくないと心の底から思います。
こんな記事書きましたが別にアニソン現場全く行かなくなるわけじゃなくてAimerとかKalafinaは頑張って足を運んでいきます。
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